インテリアコーディネートからリノベーションまで幅広く手がける「藍」
“お客様が思い描く人生の伴走者でありたい。”
代表 鈴木貴子の想いとは?
鈴木 貴子
愛知県岡崎市在住。
インテリアコーディネーター、二級建築士。
2002年、インテリア産業協会「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト入賞。インテリアスクール講師活動の傍ら、TV出演をはじめ、自宅での小人数プライベートセミナーや全国各地での講演など、インテリアの楽しさを伝える活動を行っている。
なぜお仕事を始めたんですか?
- 鈴木さん
- もともと自宅のコーディネートをすることが好きでしたし、お客様を招くことが好きなんです。
一番下の子が保育園に入った時(31才)たまたま入ったギャラリーで、スタッフの方から、インテリアコーディネーターさんですか?
と声をかけられたことがきっかけで、インテリアコーディネーターという仕事を調べたんです。
今考えれば、運命的だったと思います。
ちょうど子供の手が離れる時だったこともあり、勉強してみよう!と始めたのが最初です。
- –
- そうだったんですね、ただそこから実際に仕事としてやっていくことになったのは勉強していく中で何か特別な想いが産まれたんですか??
- 鈴木さん
- はい、それから主人が倒れたことが本当の分岐点ですね。
仕事を辞めようかとも思っていましたが、リハビリ中の主人にとって、家とは、暮らしやすさとは、居心地とは…など、主人と向き合う時間の中で、気付かされることがたくさんあって、そんな中で、ずっと人に寄り添っていくインテリア。
幸せだと感じるインテリア。
これが私のしたいことだと思ったんです。
自分の方向性というか軸が決まりましたね。
- –
- 家族や身近な人を大切にしたいという想いの延長線にこのお仕事が繋がったんですね。
すごく素敵だと思います。
長年この仕事を続ける中で理解されにくい部分や苦労もあったと思いますが、教えていただけますか?
- 鈴木さん
- インテリアって誰でもできるし、お金払ってまですること?っていうイメージがあり、個人での集客は大変でした。
- –
- 確かに、お金払うほどの完成イメージってしにくい業種だと思いますし、そう思う方も多いと思います。
- 鈴木さん
- 雑誌の通りの飾り付けやインテリアをしても、なんかしっくりこないのは、誰かに魅せるためで、自分の居心地の良さとは違っているから。このあたりのことをわかっていただくのが難しいんです。
- –
- なるほど、「居心地」を求めるのか「見栄え」を求めるのか、と言うのがポイントということですね。
そこが理解できてれば目的から逆算してイメージしやすくなりますね。
お客様の感性や求められるイメージと相違が起きない為の工夫はありますか?
- 鈴木さん
- お客様とのコミュニケーションの中から、お客様の感性を感じとるようにしています。
- –
- テンプレートはないし、毎回1から新しいものを作り上げていくということですね、大変な仕事ですね。
でもその分、お客様は嬉しいですね。
その部屋、その建物の特徴は、物件ごとに違うと思いますが、意識するポイントはありますか?
- 鈴木さん
- お客様が望んでいるもの、ビジョンを聞いて、それに添って提案することです。
- –
- あくまでお客様ファーストで、そこから構築していくイメージですね。
空間をコーディネートすることの魅力を教えてください。
- 鈴木さん
- お客様の言われたことだけをするのではなく、お客様自身をみて、お客様はそんなもんじゃないですよねって、斜め上の提案をして、こうきたかって、なるほどって言われること。
- –
- お客様を鈴木貴子の世界に巻き込んだ上で、一緒に作り上げていくのはすごいです。
- 鈴木さん
- お客差の思い描いてる未来のもう一つ上を提案する。
現場で空気感を確認して、ここは澱んでいるとか自分が感じることをもとに、気持ちのいい空間を提供する。
- –
- 鈴木さんのこのお仕事に対する自信と気概を感じました。
「藍の家」というのが気になりました、具体的にどんなサービスか教えてください。
- 鈴木さん
- インテリアコーディネーターの私が見つけた物件で、自分の想いで作る家です。
- –
- もう少し具体的に聞いてもいいですか
- 鈴木さん
- お客様の物件では、お客様側のビジョンに添ってここまでで。ということがありますが、自分で中古物件を購入することで、従来の枠を超えて自由に設計・デザインできる。
簡単にいうと、自分のわがままで作る家ですね。
- –
- 普段のコーディネートはお客様の要望や予算、条件にそってやっていくのに対して、鈴木さんの自由に好きな物件を好きなようにコーディネートした、いわゆる鈴木さんの作品を物件として売っている、ということですね。
- 鈴木さん
- とはいえ「こういう人に住んでもらいたい」というコンセプト、ビジョンは、もちろんあった上ですよ。
なぜ藍の家を始めたいと思ったのか、きっかけがあれば教えてください。
- 鈴木さん
- であっちゃったもん。
ここでこんな暮らしがしたいって、インスピレーションがどんどん湧いてきて、気がついたら物件の契約してました(笑)
ほんとわがままですよね。
- –
- それを行動に起こせるところが物件や仕事に対する愛情を感じます
「物件を再生する」中で鈴木さんが惹かれる(再生したいと思う)物件の共通点(ポイント)はありますか?
- 鈴木さん
- シンプルに「住んでみたいと思う」というところですかね、
うまく言えないけど、その物件の空気感なんですよね。
- –
- 確かに、長く時間を共有する空間ですから、そこのフィーリングが大事ですね
このお仕事をやっていく上で、鈴木さんのこだわりやポリシーなどあれば教えてください。
- 鈴木さん
- 妥協しない。幸せにしたい。それだけです。
お客様たちにとって「藍」はどんな存在でいたいですか?
- 鈴木さん
- お客様が思い描く人生の伴走者でありたい。
会社名を「藍」とした理由を教えてください。
- 鈴木さん
- 好きな色がブルーで、日本で究極のブルーは「藍色」かなというのと、仕事は「愛」だと思っているので、それもあわせて、主人と一緒に考えて決めました。
- –
- めちゃくちゃ素敵です。
色々聞かさせていただきましたが、鈴木さんの想いやこだわり、背景を知った上で「藍」という屋号は納得しました。